李苺鈴のメモ&ブログ

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東亜日報『日本の露骨な米国密着』

東亜日報 『일본의 노골적 미국 밀착 (日本の露骨な米国密着) [오늘과 내일/이정은]』

https://news.v.daum.net/v/20210208030239485

https://n.news.naver.com/article/020/0003337444

2021.02.08

 

(和訳)

韓国が300キロ制限に縛られていた弾道ミサイルの射程を延ばすために外交戦を行った2012年、ワシントンの関係者は、北朝鮮の脅威に対応するための射程延長の必要性を力説する韓国の当局者にこのような質問をした。 「日本は何と言ったのか」

 

政府が当時懸念していたのは、十字路の半径に入る中国の反発であって、友邦の日本ではなかった。しかし、米国の政府と議会関係者が日本に代わるかのように、これを聞いたのだ。背景を知りたがる韓国側に米国の関係者は「ワシントン内の日本の影響力の根は、これ程までに広くも深いのだ」と堂々と言った。

 

米国内で日本の影響力が強いのは、昨日今日の話ではない。しかし、バイデン政権において、両国の密着は新しい段階に突入するようだ。日本がワシントンのシンクタンクにより多くの資金を投じたり、より多くの外交人材、ロビー資金を投入しただけではないようだ。このような量的拡大だけでは説明できない、外交的粘り強さのようなものが感じられる。

 

最近、ミャンマー軍部のクーデターが発生した時、ソン・キム国務次官補(東アジア・太平洋担当)代行は、真っ先に日本側カウンターパートと対応策を協議した。国務省は、大きく見える彼の写真とともに、この事実をツイッターで伝えた。韓国より6日も先に行われた米国と日本の首脳間の通話は言うまでもない。ホワイトハウスは、バイデン大統領と菅義偉首相の通話内容を伝え、「完全な非核化」や「インド太平洋」のような、文在寅大統領との通話の報道資料には盛り込まれなかった表現を使用した。域内懸案に関する議論で、韓国が何か遅れているという感じをぬぐえなかった。

 

米国の核心同盟としての日本の地位はさらに強化される可能性が高い。カート・キャンベル米インド太平洋調整官が2016年に書いた『PIVOT』という本には、米国のアジア回帰政策を支援する主要同盟国として日本が大きく扱われている。一方、韓国はベトナムやオーストラリア、フィリピンのような他の国々と一緒に登場するケースが繰り返される。知日派とされるキャンベル調整官のこうした認識が今後「アジアツァーリ」として活動することになる同氏の政策樹立過程に反映されないとも限らない。

 

日本は英国とも積極的に手を握る態勢だ。日本、オーストラリアを経てイギリスまで主な島国を結ぶラインは「Quad」とともに米国の中国牽制に役立つ海上ラインになるだろう。米国はこのために日本の「ファイブアイズ」合流も支援する可能性が高い。今後、日米同盟はさらに強くなると思うかという記者の質問に、バイデン政府のある当局者は「今も既に本当に強い」と述べた。

 

ワシントンは、政府が遅ればせながら日本との関係改善に乗り出す動きを歓迎している。バイデン政権が、韓米日3国の協力をどれほど重視するかを、韓国が認識し始めたという信号と見ている。「同盟」の概念は今や二国間関係を越えて、米国が描くより大きな絵の中で新しく編成されている。これに戦略的に対応しなければ、バランスの取れた「韓米日」の三角協力ではなく、「日米+韓」の中途半端な構図に引きずられることになるかもしれない。

 

これを避けるためには、韓米同盟を今よりも強く持っていかなければならない。非核化に先立ち、性急な南北協力推進による米国との不必要な誤解や摩擦要因を最小化し、米国のインド太平洋戦略に積極的に賛同する必要がある。日本との関係でも、より洗練されて賢い外交を繰り広げなければならない。

 

日本が米国に持つ影響力を韓国の国益に合わせて逆利用することもできなければならない。「アップグレード同盟」は、首脳間の言葉だけでは成し遂げられない。

 

【終】