李苺鈴のメモ&ブログ

Twitterをメインに活動しています(@son_of_nippon)。このブログはメモや記事倉庫です。

朝鮮日報:「過去の侵略で援助を受けておいて…韓国、ロシア制裁の遅延に対する批判

“과거 침략당해 원조 받아놓고…” 韓 러시아 제재 지연에 쏟아진 비판 (「過去の侵略で援助を受けておいて…韓国、ロシア制裁の遅延に対する批判)

https://n.news.naver.com/article/023/0003675489?ntype=RANKING

<朝鮮日報/2022.02.27>

 

[和訳]

韓国は米国の同盟国の中で唯一、対ロシア制裁への参加を留保していたが、24日、ロシアがウクライナに全面侵攻する直前になって制裁参加の意思を明らかにした。 その一方で、韓国は独自制裁には線を引いた。 米国や欧州諸国など国際社会が今後賦課する経済制裁を履行することを「制裁参加」と言ったのだ。 韓国政府の対処をめぐり米政府の元官僚たちは26日(現地時間)、米国声(VOA)放送のインタビューで「小心」「微温的」などの表現を使いながら批判した。

 

国務省核拡散禁止担当副次官補を務めたマーク·パッツパトリック副次官補はこの日、「韓国の小心者で生ぬるい接近は、率直に言って恥ずかしいことであり、愚かな発言だ」と述べた。 彼は「韓国が米国の同盟国リストに目立つほど抜けているのは賢明ではないことだ」とし「これは恥ずかしくもある(shameful)。 なぜなら、韓国は(北朝鮮など)過去の侵略の被害者として、過去に大々的な援助を受け、そのようなことが再び起これば、そのような支援を受けるだろう」と述べた。

独自制裁の可否について朴秀賢(パク·スヒョン)青瓦台国民疎通首席は前日のラジオインタビューで「私たちが独自に何ができる時代ではない」とし「米国と欧州が制裁をすれば私たちもつながっているため自然に参加する」と述べた。

しかしフィッツ・パトリック元副次官補は「韓国はロシアよりも大きな経済規模を備えている。 韓国はこうした危機的状況の中で重要な役割を果たすべきだ」とし「それでも何もせずに多国間措置だけを取ると言っている」と述べた。 続いて「(国際社会の)多国間制裁はすでに施行されている。 米国の他のすべての同盟の一部は独自の措置を取った」とし「韓国も同じようにすべきだ」と述べた。

 

スコット·スナイダー米国外交協会(CFR)韓米政策局長は「韓国は本当に退かないといけない時点に来ている」と述べた。

韓国外交部は24日午前、記者団に送った携帯メールで、「ロシアがいかなる形であれ、全面戦争に踏み切る場合、韓国政府としても対ロ輸出統制など制裁に参加するしかないことを明確にする」と述べた。

政府は前日まではロシアとの関係を挙げて制裁参加に消極的だったが、翌日には制裁参加に立場を急旋回したのだ。 これをめぐり「米政府がロシアの侵攻可能性を公に警告するなど軍事行動が確実視される状況で、この動きに躊躇し、背中を押されて発表するのは外交的ミスだ」という批判が出ていた。

スナイダー局長は「われわれが目にするのは、過去、韓国は首を下げ、自国の経済的利益に集中する傾向があったということだ」とした後「今回の韓国の措置は、韓国の成長通過とともに、現在韓国が世界で占める地位と重要性に応じなければならない一種の挑戦をさらけ出している」と述べた。

バイデン大統領もこの日公開された有名YouTuberブライアン·タイラー·コーヘンとのインタビューで「最初から私の目標はすべての北大西洋条約機構NATO)加盟国を一つにすること」とし「プーチン大統領NATOを分裂させることができると信じていたが、そんなことは起こらなかった」と述べた。

続いてバイデン大統領は特に「ロシアは深刻な対価を支払うだろうし、長期的に欧州だけでなくインド·太平洋地域の日本や韓国、オーストラリアでもそうだ」とし「世界の民主主義国家がともにするなら、混乱はさらに減るだろう」と述べた。 対ロ制裁を通じて韓国など同盟国が団結しなければならないという主張と解釈された。